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掛け紙・のし一覧

内祝い

最近では、お祝いをいただいたお礼として内祝いを贈ることが一般的になってますが、本来「内祝い」とは、当人や身内から慶び(よろこび)を分かち合うために物品を配ります。お祝いを贈られたかどうかに関わらず、親しい方やお世話になった方に贈るのが慣わしです。また、重ならない方がよい(結婚・病気など)ことは、結びきりの水引を何度もあった方が良い(出産・長寿など)ときには蝶結びの水引を使用します。

のしへは、ほとんどの場合「内祝」の表書きでよいのですが、どんな内祝いかわかるようにすることもあります。

出産内祝・七五三内祝・新築内祝 など

 

出産内祝
内祝いは、産後の1ヵ月目をめどにするとよいでしょう。また、お祝いをいただいた場合は、頂いた額の半額程度のものを贈りましょう。本来はお祝いをいただいたお礼としてではなく、喜びを分かち合うという意味で自分の方から配るものなので、両親や親類縁者はもちろん、親しい方やお世話になった方に贈ります。
命名札をつける場合は、熨斗へは「姓」命名札に「名」を入れます。名前の読み違いが無いように「ふりがな」をつけます。

 

快気祝
病気やケガが回復、全快したら、お世話になった方やお見舞いに来て頂いた方に、全快の報告をかねて「快気祝」としてお返しをします。
従来はお見舞いのお礼を兼ねて「快気祝い」として自宅にまねいたり、内祝いの品を届けたりしました。現在では、御見舞いをいただいた方へのお返しという意味合いで、快気祝いを贈る方が多くなっています。
のしは、「快気内祝」としても良いのですが、四文字は死へ繋がるとして「快気祝」にすることが一般的です。
お返しは、見舞っていただいた金額の3分の1から2分の1程度。いただいたお見舞いや、金額はまちまちなりますが、一律で贈ってかまいません。会社関系などで部課などからという場合は「○○課御一同様」としてみんなで分けられるお菓子などを贈ると良いでしょう。
お返しの次期は、退院や床上げ後、10日ぐらい。贈る品は、病気が残らないようにということで、食べ物ならお菓子類、病気を流すという意味では洗剤などが多いようです。また、御見舞いをいただいていない方でもお世話になった方にも快気祝いを贈る気づかいも必要かと思います。
退院はしたものの自宅での療養などで長引く場合に全快ではないがお礼の品を贈りたい場合は、水引は結び切りとし、表書きを「御礼」「御見舞御礼」とします。
不幸にも亡くなってしまったときは、弔事用の包装にして、表書きを「御見舞御礼」としてお返しをします。

 

長寿内祝
長寿のお祝いを当事者やその家族が祝宴を主催する場合は、当日に引き出物として内祝いを渡します。また、宴を持たない場合は、誕生日後なるべく早めに、内祝いの品をお贈りします。長寿祝いをいただいていた場合は、この内祝いがお返しとなります。金額の目安としては、数千円から1万円くらいまでです。
「御祝」「祝還暦」「祝古希」「祝喜寿」「寿」「寿福」などの表書きが使われます。

長寿のお祝いは数え年で行います。現在は、誕生日の前後に行うことも多いようです。
61歳 還暦 十干十二支が60年で一巡し、61歳で元の干支へ還る。
70歳 古希 杜甫の漢詩「人生七十年古希稀なり」より
77歳 喜寿 草書で書いた喜が七十七に読めるから
80歳 傘寿 傘の略字が八十と読めるから
88歳 米寿 米の字を分解すると八十八に読めるから
90歳 卒寿 草書で書いた卒が九十と読めるから
99歳 白寿 百から一をとると白になるから

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